2011年6月20日月曜日

有料道?一般道?どっち?

「休日上限1千円」の料金割引が19日いっぱいで廃止される高速道路。料金割引と同時に、無料化社会実験も終了し、有料になる。県内の南九州道、東九州道の利用者からは「無料を続けて欲しかった」「一般道を利用するようにしたい」といった声が聞かれた。
 南九州道の薩摩川内都(薩摩川内市)~市来(いちき串木野市)間は、国の直轄事業で20日以降も無料のまま。市来~鹿児島西(鹿児島市)間は社会実験で無料だったが、20日以降は普通車で600円になる。
 美山パーキングエリア(日置市)で休憩していた薩摩川内市西開聞町、建築塗装業脇園正憲さん(67)は、鹿児島市の松元まで買い物に行った帰りだった。20日からは同市で仕事があるという。「時間はかかるが、お金のかからない一般道で行く。早めに家を出なくてはいけない」と話す。
 初めて南九州道を利用した宮崎市清武町今泉、会社員原井啓行さん(39)は中学2年の長男のサッカーを東市来まで家族で見に行く途中。「1000円割引もなくなると、サッカー遠征を見に行くのを我慢しなくてはいけなくなる」と困った表情になった。
 出水にある妻の実家に月2回ほど通っている鹿児島市内の男性(62)は「震災の復興支援にあてられるのなら仕方ない」と話した。
 東九州道は20日以降、末吉財部(曽於市)~加治木(姶良市、一部は隼人道路)間は普通車で1100円。末吉財部~曽於弥五郎の無料は変わらない。
 無料化社会実験は昨年6月下旬に始まった。ETC搭載車は休日に最大5割などの割引が始まる。
2011年6月20日(朝日新聞)

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