仙台市は２４日、東北を代表する夏祭りを一堂に集めたイベントを７月１６、１７日に仙台市青葉区の勾当台公園などで開催すると発表した。仙台市など東北の県庁所在市などが主催する。東京電力福島第１原発事故による風評被害などで低迷する東北地方を、祭りをきっかけに活気づけようという狙いがある。
参加する祭りは、青森ねぶた祭（青森市）▽秋田竿燈（かんとう）まつり（秋田市）▽盛岡さんさ踊り（盛岡市）▽山形花笠（はながさ）まつり（山形市）▽仙台七夕まつり（仙台市）▽福島わらじまつり（福島市）－－の六つ。イベント後に地元で祭りがある。演出方法などの詳細は今後公表する。
仙台市は数万人の人出を予想している。奥山恵美子市長は「元気を取り戻しつつある東北の姿を全国に発信し、夏の観光シーズンに向けて弾みをつけていきたい」と話している。
２０１１年５月２５日付（毎日新聞）
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