2011年6月21日火曜日

東日本大震災:福島第1原発事故 汚染水浄化、仏社製装置も停止

東京電力は21日、福島第1原発の高濃度放射性汚染水浄化システムで、再開に向けた試運転中、除染装置に不具合が生じたため試運転を一時中止したと発表した。同システムは17日に本格運転を開始して5時間後に停止している。今回は別の装置で見つかった。東電は復旧作業の後、21日午後0時16分、試運転を再開した。

 東電によると21日午前7時20分、仏アレバ社製の除染装置で、放射性物質を沈殿させる薬剤を薄めるポンプが停止したためシステムを止めた。調べたところ、水の流量が多すぎたことが分かった。

 同日会見した松本純一原子力・立地本部長代理は「ほかの作業工程には影響はない」と強調した。

 同システムは4種類の装置を組み合わせたもの。18日未明には米キュリオン社のセシウム吸着装置で、放射線量が部品交換の目安を超えたため運転を中止。装置自体に問題はなく、東電は交換の目安を当初の3倍に増やし、試運転中だった。

 推定10万立方メートル超の汚染水は、放置すれば今月中にもあふれる恐れがある。現在、1~3号機に毎時4・5~11立方メートルを入れているが、東電は21日からそれぞれ0・5~1立方メートルずつ減らして、冷却機能に支障がなければ注水量をさらに減らすことも検討する。

2011年6月21日付(毎日新聞)

続きは・・・http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110621dde001040059000c.html

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